【はじめに】

皆さんは「NISA」についてご存知でしょうか。
近年、「老後2000万問題」などの煽りを受けて、貯金や資産運用に対する機運が高まっています。

今回はテレビや巷でもよく耳にする「NISA」についてご紹介をいたします。
「NISA」についての知識を深めたい方や興味をお持ちの方はぜひご覧ください。

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【そもそもNISAとは？】

そもそも「NISA」とは、「Nippon Individual Savings Account」の略称で、日本語では「個人貯蓄口座」となります。
NISAは株式や投資信託の値上がりに対してかかる税金がかからない口座であることが注目されています。
これは少額投資非課税制度と呼ばれており、定められた上限金額内で投資信託等を購入し、それらに対しては非課税で保有が可能となっています。

元々は1999年にイギリスで導入された「ISA（Individual Savings Account）」を参考にしており、NISAはISAの日本版とされています。
ISAではイギリス居住者を対象に税制の優遇措置が施された個人貯蓄口座で、NISAは日本の居住者を対象に、非課税優遇措置が取られた口座になっています。
また、NISAには３種類の利用方法があり、それぞれで購入可能な上限金額や非課税での保有期間が定められています。
※ジュニアNISAは20歳以下が対象

＜つみたてNISA＞
一定の投資信託を年間40万円まで購入可能。最大20年間非課税で保有可能。
＜ジュニアNISA＞
株式・投資信託等を年間80万円まで購入可能。最大5年間非課税で保有可能。
＜一般NISA＞
株式・投資信託等を年間120万円まで購入可能。最大5年間非課税で保有可能。

【それぞれの種類ごとの違いは？】

では、それぞれの種類にはどのような違いがあるのでしょうか。
特徴を大まかにまとめました。

＜つみたてNISA＞
積み立てNISA少額からの長期投資を前提に積み立てや分散投資の支援を目的とした非課税制度です。
積み立てNISAは2018年に始まった制度であり、毎月定額で株式を購入する投資方法である「累積投資契約」での買い付けに限られています。
なお、購入可能な投資の対象は長期や積み立てに最適なものになっているので、長期的な資産形成を前提にしている分、最大で20年間を非課税で保有できる口座になっています。

＜ジュニアNISA＞
ジュニアNISAは0歳〜19歳の未成年者を対象に、2016年から始まった制度です。
ジュニアNISAでは年間80万円分の投資が可能になっており、投資信託や株式による配当や譲渡に際して発生する税金が免除になる口座です。

＜一般NISA＞
一般NISAは20歳以上を対象に、2014年から始まった制度です。投資信託や株式による配当や譲渡に際して発生する税金が免除になる口座で、新規での投資上限額が120万円まで可能になっています。
投資可能期間は2014年〜2023年までとなっており、来年までの引き出しが必要であることから最近では注意喚起がされています。

【どのくらいのお金を貯めることができるのか？】

ここで皆さんが最も気になるのは、「どのくらいの金額を貯めることができるのか？」ということかと思います。
残念ながら、投資対象や投資する金額によってケースバイケースであるため、ここで明確に「◯◯◯◯円貯まります！」と申し上げることはできません。
しかし、従来の口座で資産形成を目指すパターンと、NISAによる資産形成で非課税の恩恵を受けるパターンでは、手元に残る金額が大きく異なります。

本来、株式や投資信託の値上がりにかかる税金は復興特別所得税を含めると20.315%になります。
わかりやすくするために20%の税金がかかるとすれば、100万円の値上がりがあった場合の手残りは80万円となります。
しかし、NISAで運用した場合はこうした課税がないため、金額が大きくなればなるほど本来手に入れることができる額よりも大きな手残りを得ることが出来ます。

【さいごに】

さて、今回はNISAについて解説をいたしました。
これからの老後の資金集めや、貯金に際してNISAは非常に魅力的な制度と言えるのではないでしょうか。

「よく聞くけどどういう制度かわからない」という方々の参考になれば幸いです。
ここまで記事をご覧いただき、ありがとうございました。

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