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【演繹法/帰納法とは?】ロジカルシンキングの重要な要素を解説します!

【はじめに】

皆さんは「演繹法 / 帰納法」という言葉を聞いたことがありますか?
算数や数学で習うこともある内容ですが、毎日の生活の中で生かすことができる思考法として広く知られています。
今回はロジカルシンキングの重要な考え方の一つである、「演繹法/帰納法」についてご紹介いたします。
違いがわかっていない、頭の整理が難しいという方はぜひご参考にしてみてください。

また、コーケンブログでは、ロジカルシンキングの方法をご紹介しています。
その他の記事も併せてご覧くださいませ。
https://job-koken.jp/column/mece/

【そもそもロジカルシンキングとは】

演繹法と帰納法について解説をする前に、まずは「ロジカルシンキング」についておさらいをしておきましょう。
そもそも「ロジカルシンキング」とは、物事を論理立てて考えることを指します。
何か事象があった際に、単にその結果を捉えるだけでなく、「Aが起こったからBの結果になった。」などの因果関係を明らかにすることで、一つの事象からも多くの学びや経験則を見出すことができるようになります。

そして、ロジカルシンキングを身につけるためには様々な思考法を知ることが必要です。ロジカルシンキングには大きく分けて「分類」と「推論」2つの思考法があり、「たくさんの事例を挙げるシチュエーションで生かせる思考法」が分類、「結果が出ていないことに対して推測をするシチュエーションで必要になる思考法」が推論です。
今回は推論の中の代表格である演繹法と帰納法についてご紹介をさせていただきます。

【帰納法/演繹法とは?】

そもそも演繹法/帰納法とは、「決定的でないことをどのように推測するのか?」という課題があるときに用いる思考法です。
その違いは「根拠から導き出す」方法と、「事例からの逆算で導き出す」方法があり、これらを演繹法と帰納法に分けています。

<演繹法について>

演繹法とは、決定的でない事象に対して、その答えをいくつかの根拠から導き出す方法です。

  • 「A=B」で「B=C」の時、『A=C』が成立する


これが演繹法の典型的な考え方です。

ここでは、普遍的でわかりやすい例として「人間の死」について推測します。
「Xさんはいつか死ぬか/不死身か」という問いに対して、演繹法ではいくつかの根拠を集めて整理していきます。
①:Xさん
②:人間
③:いつか死ぬ

これらの根拠と事実をそれぞれつないでいくと…
①=②:「Xさん」は「人間である」
②=③:「人間」は「いつか死ぬ」

ここで、②を基に、①と③も等しいことがわかるので、
①=③:「Xさん」は「いつか死ぬ」という結論を導き出すことができます。
不吉な事例の引用にはなりますが、過去に不死身だった人間がいたかと言われれば、多くの方が否定的な意見を持つでしょう。
もちろん、これはあくまで”推論”であるため、数十億年にわたる人間の歴史の中で、「Xさん」が初めての不死身を手にする可能性も否定できません。
しかし、より多くのの事実や根拠を集めてつなげることで、正確な推論にたどり着くことができます。

<帰納法について>

帰納法とは、決定的でない事象に対して、その答えを過去の事例から逆算して導き出す方法です。

  • 「事実」・「事例A’」「事例A’’」「事例A’’’」…


これが典型的な帰納法の考え方です。
ここでもわかりやすくするため、先ほどの「人間の死」について帰納法を用いて推測します。

事実:「Xさんは人間である」
事例A:「織田信長は亡くなった」
事例A’:「豊臣秀吉は亡くなった」
事例A’’:「徳川家康は亡くなった」


ここで共通するのは、織田信長も豊臣秀吉も徳川家康も、全員人間であるということです。
ここではわかりやすく3人の人間の事例を挙げましたが、実際に「Xさんはいつか死ぬか/不死身か」を考える際は、過去の人間全ての事例を用いれば、結論は自明でしょう。
帰納法を用いて考えれば、最終的に「たくさんの人間が亡くなっているので、同じ人間であるXさんもおそらく亡くなるだろう」という推測が生まれるということです。

【さいごに】

今回はロジカルシンキングのうちの「演繹法/帰納法」についてご紹介いたしました。
あまり身近に感じることができない思考法のように思われますが、実は皆さんも日頃からこれらを用いた判断をしています。
例えば、夜中にご飯を食べようと思った時、

「家で食べる」か「外食をする」かで迷った際、「昨日も一昨日も一昨々日も飲食店が閉まっていたから、今日も営業していないだろう」と推測して、「家で食べる」ことを決めた。


上記のような状況は多くの方が経験しているのではないでしょうか。
これは過去の事例から今日の飲食店の営業状況を推測する「帰納法」を用いたロジカルシンキングであり、皆さんにとっても身近な事例なのではないでしょうか。

このように、ロジカルシンキングは日頃の生活の些細な部分からも導入できる考え方になっておりますので、ぜひ気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここまで記事をご覧いただき、ありがとうございました。

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