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2020.05.10

さとり世代の特徴5選。仕事への姿勢やゆとり世代との違いについて

新入社員や若手社員の扱いに困っているという上司、先輩社員は多いです。この記事では「さとり世代」と呼ばれる人たちの特徴を5つ紹介します。またよく似た「ゆとり世代」との違いについても解説するので、身近にさとり・ゆとり世代がいる人、自身がそれに当てはまる人はぜひ振り返りながら読んでみてください。

そもそもさとり世代とは?

「さとり世代」とは「ゆとり世代」から派生した言葉です。もともとはインターネット上で使われていましたが、2013年に「新語・流行語大賞」にノミネートされたことで広く知られるようになりました。

ゆとり世代とはその名の通り「ゆとり教育」を受けて育った世代のことで、1987〜2003年の間に生まれた人々のこと。一方のさとり世代は「脱・ゆとり教育」を経験してきた1996~2005年生まれの人々のことを指すといわれています。

さとり世代の「さとり」とは「悟り」のこと。

さとり世代の人たちの特徴としてよく挙げられるのが、欲がないという点です。欲には色々な種類がありますが、さとり世代の人たちには物欲や金銭欲、出世欲などが欠けていると言われています。欲がなく「悟っている」ように見えることからさとり世代と呼ばれているのです。

さとり世代の特徴5選

ここからはさとり世代の人たちに共通するという特徴の中から主な5つをご紹介します。

さとり世代だから◯◯であるなどと、その人のパーソナリティーを世代だけで判断することはできませんが、職場にさとり世代の新入社員が入ってきたという上司の方や、自身がさとり世代に当てはまる方は、下記の特徴が当てはまるかどうか確認してみてください。

1.欲がなく非ブランド志向

前述のとおり、さとり世代の人たちに共通しやすい大きな特徴としては、あまり欲がないことが挙げられます。上の世代の人たちと比べると高級ブランド品や高級外車などを持つことがステータスという価値観が薄く、実用性やコストパフォーマンス(コスパ)を重視するためインターネット上の口コミによって物の良し悪しを判断する方が多いようです。

このように欲がなく非ブランド志向である一方、趣味には出費を惜しまない傾向があります。たとえばアニメや漫画、ゲームなど、自分が好きなものにはとことん情熱を注ぐのもさとり世代の特徴です。

2.合理主義、現実主義

実用性やコスパ重視の非ブランド志向という消費の傾向にも関係しますが、さとり世代の人たちは何かと合理性を求めるといいます。

モノがあふれる時代に生まれているため、常に競合商品との比較をしてより良いものを買おうとしますし、セール時以外の買い物を避けたりプチプラ(=低価格)のアイテムを好んだり、着なくなった服や不要になった雑貨などはフリマアプリなどで売りに出すなど、とにかく合理的な判断をするのです。

また、さとり世代はバブル崩壊後の不景気の中で生まれ育ったため、大きな夢や目標を持たない現実主義の人が多いとも言われています。常に合理的・現実的な思考を持っているため、精神論を嫌うのもさとり世代の特徴のひとつです。

3.デジタルネイティブ

さとり世代の人たちは幼い頃からパソコンや携帯、スマホを通じてインターネットと関わってきているためデジタルネイティブです。メールやSNSなどを通じたバーチャルのコミュニケーションを得意とする一方、リアルな人間関係の構築を苦手とする人が多いといいます。誰かと「狭く深く」付き合うのではなく、みんなと「広く浅く」繋がる傾向があるのです。

また、解らないことをパソコンや携帯で検索を解決することが当たり前になっているため、自ら考えて疑問を解決するという能力に欠けるという指摘も。

4.プライベート重視

さとり世代の人たちの多くは仕事とプライベートとではっきり線引きをしているため、残業やアフター5の飲み会を避けたがります。プライベートを重視しているからといって、「休みは何をしているの?」「趣味は?」などと詮索されることも嫌がるので、踏み込んだ質問はしないほうが無難です。

5.インドア派が多い

さとり世代の人たちのプライベートは詮索しないほうが吉ですが、実際どのような傾向があるのかといえば、休日は家で過ごすというインドア派が圧倒的のようです。

現代ではインターネットが発達しているため、スマホがあれば家にいながらショッピングや映画鑑賞などのあらゆる娯楽が楽しめますし、わざわざ人に会いに行かなくてもSNSを通じで人とコミュニケーションが取れるため、さとり世代の人たちにとってはこれもやはり合理的なのでしょう。

さとり世代の仕事への姿勢は?

さとり世代に共通すると言われる主な5つの特徴を挙げてきましたが、こうした人たちの仕事に対する姿勢にはどのような傾向があるのでしょうか?

ひとつには、自身の成長やスキルアップに対して意欲的という点が挙げられます。

さとり世代の人たちはリーマンショックやそれに伴う不況など、不安定な社会情勢を目の当たりに育ってきているため、会社に頼らず自身の市場価値を高めることに関心を持つ人が多いのです。

そのため一度入社しても「この会社では自分が成長できない」と感じたらすぐに転職を検討したり、副業をはじめたりします。働きぶりが不真面目なのではなく、会社への帰属意識が薄く自分ファーストの働き方をする傾向があるということです。

もうひとつの特徴としては、やはりデジタルネイティブのためパソコンを用いた事務作業が得意という点が挙げられます。ITスキルやリテラシーが高いため、一度仕事を教えたらすぐこなせるようになるなど、飲み込みの速さを評価される方が多いです。

しかし、指示されたこと以外の仕事はしないなど自主性や柔軟性に欠けるという一面も。これについてはあらかじめ仕事の範囲を決めてから指示をすると良いでしょう。さとり世代の人たちは任せられた仕事はきちんとこなしてくれるので、仕事の振り方を工夫することが重要です。

さとり世代とゆとり世代の違いについて

ゆとり世代の下にあたるさとり世代。隣接しているため世代間に大きな違いはありません。たとえば上の世代に比べてステータスへの関心が低く、プライベート重視で残業や飲み会を嫌う、任されたこと以外の仕事はしない、などの特徴はいずれにも共有する要素です。

しかし時代が進んでいる分、さとり世代の方がより高いITリテラシーを持ち情報収集能力に長けているとする見方があります。

また、ゆとり世代に比べてさとり世代の方がジェンダーロール(性役割)に関する意識が自由という指摘も。さとり世代では「男は外で仕事を、女は家で家事・育児をすべき」という前時代的な価値観を持つ人が少なく、何かとジェンダーレスで男女平等な考えを持つ傾向があるといいます。

まとめ

今回はさとり世代と呼ばれる「脱・ゆとり教育」を受けて育った人たちの特徴について紹介してきました。

マイペースでプライベート重視という特徴は仕事においてマイナスに捉えられやすいですが、任された業務はきちんとこなすというゆとり世代にも通じる美点もあるため、あらかじめどこからどこまでを担当させるかという割り振りを明確にすれば、期待通りに動いてくれるはずです。

また、さとり世代の人たちは仕事を通じて自分が成長できるか、スキルを伸ばすことができるかという点を重視しますので、早期の離職を防ぎ長きに渡って雇用を継続するためには社内で独自の資格・検定を設けるなど人材育成に力を入れることをおすすめします。