【はじめに】

皆さんはどのような働き方をされていらっしゃいますでしょうか。
近年では働き方改革が進んでおり、自分のライフスタイルに合った働き方を選べるケースが非常に多くなっています。

正社員のみならず、様々な雇用形態が存在する中で、一般的に最も自由な働き方として注目を集めているのがフリーランスです。
今回はフリーランスに関する基本的な知識から、メリットやデメリットまで幅広く解説をしていきます。

フリーランスになることを考えている方や、自由な働き方を目指している方々はぜひご覧ください。

【そもそもフリーランスとは？】

フリーランスとは、企業や団体に所属することなく、個人で生計を立てていく働き方をしている人を指します。基本的には業務委託で企業や団体と契約し、任された業務を遂行することで報酬を得る働き方になっています。

近年ではフリーランスとして働く人が増えており、その職種は動画編集やライティング、デザインなど幅広くありますが、どれも場所や時間を選ぶことなく従事できる点が特徴です。
ご自身の才能を生かして働くことができ、その対価として報酬を得ることができるため、魅力的な働き方として注目されています。

【フリーランスのメリットとデメリットは？】

では、フリーランスにはどのようなメリット/デメリットがあるのでしょうか。

《メリット》

• 働く場所も時間も自由

フリーランスに注目が集まる最も大きな理由が、場所も時間も選ばずに仕事ができる点です。
これはもちろん職種や業種によるものではありますが、フリーランスになる方の多くはここに魅力を感じて独立をしています。
近年はコロナ禍の影響により、リモートでの仕事環境整備も進んでおり、オフィスに出社せず自宅や出先からの作業などがメジャーになりつつあります。
こうした文脈に合わせるように、フリーランスは時間も場所も気にせず働くことができる点が非常に大きなメリットです。

• 意思決定はすべて自分次第

2つ目のメリットは、意思決定がすべて自分に委ねられている点です。通常会社などで意思決定をする際、上司や社長などの様々な人の承認が必要です。そこに時間がかかってしまったり、自分の納得がいく決断をできないことにストレスを感じる方々も多いのではないでしょうか。
しかし、フリーランスは一緒に仕事をする人、関わる案件、働く/休むもすべて自分次第で決めることができます。「とにかく他人からの干渉を受けずに自分のペースで働きたい」という方にはぴったりな働き方であると言えます。

• 収入は青天井

最後に、収入が青天井である点も大きな魅力です。
会社員であれば、年功序列で「30歳時点で○○○万、40歳時点で×××万」のようなおおよその収入が決まっているケースが多いかと思います。安定してコツコツと収入をあげたいという方には合っていますが、「ガッツリ稼いで自由が欲しい！」という方にとっては少し窮屈に感じるかもしれません。
その点、フリーランスは仕事をするもしないも自分次第なので、たくさん働き、単価が高い案件を選べば収入は青天井です。

人それぞれのモチベーションによって、メリットは変わりますが、フリーランスはこうした働き方において非常に魅力的であると言えます。

《デメリット》

• 収入が安定しない

フリーランスは関わる案件などを自分で決めることができる一方で、収入が安定しないケースが多くあります。
一般的に会社員であれば歳を重ねていくごとに収入が上がり、病気や怪我などがあった際も保障や手当などが支給されます。
一方でフリーランスの場合は、体調を崩し仕事に取り組めなかった場合はそのまま収入がなくなりますし、「休みを多く取ったが故に前月の収入の半分になってしまった」といったケースは少なくありません。

• 責任はすべて自分

前述の収入の話とも結びつきますが、責任はすべて自分次第です。
これは自由の裏返しにもなりますが、自分が仕事で失敗してもカバーしてくれる人は多くいませんし、取引を打ち切られることもあるでしょう。
すべての意思決定を自分でできる一方で、その意思決定には慎重にならなければいけません。

• 開業届や確定申告などの手続きが多い

手続き面が多い点もデメリットの一つです。会社員であれば年末調整などで、社員に代わって会社が確定申告などを行うためこうした手続きに悩まされることは多くありません。しかし、フリーランスは自身で納税する必要があり、その手続きなども行うことが義務付けられています。

確定申告などについてはこちらでも紹介をしておりますので、よろしければご覧ください。
▼【確定申告とは？】基本的な知識や手順、ペナルティについて徹底解説！
https://job-koken.jp/column/kakuteishinkoku/

【フリーランスになる前の注意点は？】

フリーランスになる前の注意点として、制度的な理解と心構えの2つが挙げられます。
制度的な理解とは、具体的には税金関連のものが多くあります。フリーランスは確定申告を含め、様々な手続きを自身で行う必要があります。
こうした制度は年々複雑化しており、フリーランスとして活動を始める前にインプットが必要な項目も多くあります。

また、心構えの面においては、前述のデメリットを十分に理解しておくことが挙げられます。自由は責任の裏返しであることや、自分の名前を看板にして働くことに抵抗を感じる方にとってはフリーランスは苦痛にもなり得ます。
これらのメリット/デメリットを十分に理解した上で、ご自身のパーソナリティに合わせて働き方を選んでみてください。

【さいごに】

さて、今回はフリーランスの基本的な知識からメリットやデメリットについて解説をしました。
ご自身の得意分野や、希望の生活スタイルから働き方を考えてみてはいかがでしょうか。
ここまで記事をご覧いただきましてありがとうございました。

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