2021.09.13
BPOとは? 特徴とメリットについてご紹介!
〈はじめに〉
皆様はBPOという言葉をご存じでしょうか。
BPOとはビジネス・プロセス・アウトソーシングの略称です。
BPOは企業内の仕事の一部を切り出して、他企業へ外部発注することを指します。
BPOをすることで、あらゆるメリットがある一方で、注意しなければならないことや用意しておかなければならないことも沢山あります。
この記事では、BPOの導入を検討する企業様へ向けて、ご紹介いたします。
ご興味のある方はぜひご覧いただけますと幸いです。
〈BPOとは〉
BPOは一部業務の外部発注を指します。
自社にノウハウがない業務プロセスを専門企業に任せることで、業務の効率化や品質の向上を図ることが大きな目的です。
近年では、企業のコスト削減や不足する人材問題を解消するべく、苦手な業務を外部へ発注することが企業躍進のポイントとなっています。
BPOサービスを提供する企業も増え、全体的に業界での需要が増大していることも必見です。
BPOとは具体的に、企業内部で行われていた総務や人事、経理作業など、事務作業やデータの入力作業などの細かい業務を外部発注することで企業活動の効率化を図ることを指します。
上記の業務の他、コンピュータやインターネットに関わる業務のBPOをITアウトソーシングとも呼びます。
その中にはコールセンターの窓口やソフトウェアのプログラミングなどの業務が含まれます。
また、BPOを行うために忘れてはいけないのが、委託先の企業の存在です。
BPOサービスを提供する企業は多く、得意な業務もそれぞれのため、外部発注する業務内容に応じて委託先も十分に検討する必要があります。
〈アウトソーシングとの違い〉
BPOは単一の業務を委託することではなく、継続的に外部発注することを指します。
また、ただ業務を外部発注するアウトソーシングとは異なり、前後の業務も含めて関連する過程全てを委託するのがBPOです。
例えば、マーケティング活動のBPOを行う場合、それらの運用に加えて、効果測定や改善など一連のマーケティング活動を委託します。
ただSNS運用などを行うのみではなく、効果的な運用の模索もBPOサービスに期待される要素となります。
従って、自社にノウハウがない分野やノンコア業務に関して、上手にBPOを行えば、自社の企業活動を一段と効率的なものに変えることができます。
〈BPOのメリットとデメリット〉
下記でBPOのメリットとデメリットをまとめます。
「BPOのメリット」
◯コスト削減
ノンコア業務への着手を無くすことで、必要の無い費用を抑えることができます。
◯業務の効率化
外部委託をすることで、自社ではコア業務に専念することができます。
◯品質の向上
委託するのはその業務の専門であるため、自社で運用するより、効果的なものとなります。
◯経営のスピードアップ
人材育成や業界研究に時間を費やすことをせず、専門企業に外部発注することで競合他社にリードすることができます。
◯得意分野を伸ばすことができる
得意分野に専念することができるため、コア業務の業績を伸ばすチャンスともなります。
◯社内人員が増えることによる管理コストが不要になる
人員の増大は管理コストの増大と共にあります。必要の無いコストはできるだけ抑えることができます。
「BPOのデメリット」
◯委託のための引き継ぎコスト等がかかる
ランニングコストはもちろん、初期コストを含めた費用も検討する必要があります。
その際は、どの程度の運用で諸費用の回収ができるかなど、事前の打ち合わせや計画を練ることが重要となります。
◯業務外注によるリストラが発生する
早めの配置転換や人員整理を行うことで、コア業務で活躍できる人材を育てる必要があります。
◯コミュニケーションギャップの発生
社内間であればすぐにコンタクトを取ることは可能です。
一方で、社外の方とのコミュニケーションを円滑にとる方法も考えなければなりません。
社外とのコミュニケーションを円滑に進めるために、情報通信技術の活用を通じてスピーディなコミュニケーションを実現することが必要となります。
〈企業の導入事例〉
「月桂冠株式会社」
日本最古の酒造を所有する月桂冠株式会社ですが、顧客から注文を取る業務に課題を感じていました。
以前までは社内人材で注文受付をしていた一方で、派遣社員の導入から初めて最終的にはBPOを通じて外部委託に至っています。
効果として、注文を受けるシステムの安定化や自社人材をコア業務へ注力させることができたなど、BPOによる成果が出ています。
(https://www.pasona.co.jp/clients/service/bpo/case/gekkeikan/)
「Chubb損害保険株式会社」
世界最大規模の損害保険グループであり、外資系保険会社として日本で古くから歴史を持ちます。
以前の課題は、ベテランの属人的な業務運営や、社員と委託スタッフとの業務分担が曖昧だったことです。
BPOの導入により、業務分担が明確になったことが大きな功績の1つとして挙げられています。
業務量に応じた柔軟な人材配置により、社員の残業が減少したこともポイントです。
(https://www.pasona.co.jp/clients/service/bpo/case/chubb/)
〈さいごに〉
BPOはあらゆる企業で導入されています。
人材不足の中で、自社の人材をいかにして有効的に活用できるかが企業としてのポイントでもあります。
外部委託を上手く使うことで、自社のコア業務の効化や新たな事業拡大も適切に行うことができるでしょう。
この記事では、BPOに関する情報をご紹介しました。
BPOに関する知識やこれから導入を検討する皆様の参考になれば幸いです。
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