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仕事が暇で辞めたい?ストレスを感じる理由と対処法について

仕事が暇すぎることでストレスを感じる人は少なくありません。なぜ仕事が暇になるのか、それには労働者本人に問題があるのと、上司や雇用する側に問題があるケースの2パターンが考えられます。ここでは仕事が暇になると辛くなる3つの理由や対処法を解説するので、毎日やることが少なく会社を辞めたいと感じている人は参考にしてみてください。

仕事が暇=苦痛!社内ニートになる原因とは

苦しみ

「仕事が暇」と聞くと、「やることがないのに給料が貰えてラッキーだなぁ」と思う人は多いはず。実際、日々業務に追われて休む暇がない人や、自営業の方からすれば羨ましい話かもしれませんね。

しかし実のところ仕事が暇な状態が長引くと、労働者は大変な苦痛を味わうことになります。仕事が暇という理由で転職や退職を考える人は少なくありません。

近年、「社内ニート」という言葉が使われはじめました。
社内ニートとは、任される仕事の量が少なく、勤務時間中に暇を持て余している社内失業者のことです。会社に雇用されている立場なので、ほとんど仕事をしないのにも関わらず、給料はきちんと受け取ることができます。そのため、周りから「出社するだけで給料を貰っている」などと陰口を叩かれたり、冷たい態度をとられることがあるのです。

では、どうしてこのような社内ニートが生まれてしまうのでしょうか?
ここではその原因を見てゆきましょう。

任される仕事が少ない

社内ニートになる原因として、その多くを占めるのが任される仕事が少ないという点です。これには労働者本人に問題がある場合と、上司や雇用する側に問題がある場合の2パターンが考えられます。

まず労働者本人が仕事に対して受け身の場合、周りの人から仕事を任せられなくなり、社内ニートになる可能性が高まります。

仕事を振る立場の心理としては「何かやることありますか?」と尋ねられれば「じゃああれをお願いしようかな」と仕事を任せやすい、というものがあります。仕事に対して意欲的な人は、次の仕事はないかと同僚や上司に対して自らアクションを起こしますが、受け身な人は誰かに何かを指示されない限り動こうとしないため、いつまでたっても仕事を任せてもらえないのです。

働くことに対して意欲的でもなかなか仕事を任せてもらえない場合は、普段からミスが多かったりコミュニケーション面に問題があるかもしれません。
新人であればミスすることは当然ですが、そうでなければ「あの人に仕事を任せてもまたミスされるかもしれない」などと思われ、仕事を振ってもらいにくいです。
仕事が完璧でも対人関係に難がある場合は同じく仕事を任せられにくいでしょう。たとえば職場で誰かと対立していたり、嫌われていたりすれば、信頼関係を築きにくいためです。

このように労働者本人に問題があって仕事を任せられない場合は、こうした態度を改める必要があるといえるでしょう。

一方、上記のような条件に当てはまらないにもかかわらず、任される仕事が少ないと感じる場合、上司や雇用する側など、労働者より上の立場の人間に責任があることが考えられます。

たとえば新人を雇ったとして、まともな研修や教育を行えなければ、新人は当然仕事を覚えることができず、会社に来てもやることがありません。また、誰かや特定の部署にだけ業務が集中し、その他大勢が暇になってしまうなど、仕事の割り振りのバランスがおかしい場合もあります。

このように上司や雇用する側に問題がある場合、労働者側から改善を求めることには大きなリスクが伴うため、転職や退職を考える人が多いのです。

繁忙期と閑散期の差が激しい

任される仕事が少ない理由としては、時期の問題でそもそも会社自体が暇ということが挙げられます。業界や職種によっては繁忙期と閑散期の差がはっきりと分かれていることがあり、繁忙期には目が回るほど忙しくても、閑散期には出社する意味さえなくなるほど仕事がないという会社もあるのです。この場合、個人の能力にかかわらずほとんどの人が暇になってしまいます。

閑散期に入ったときは次の繁忙期に向け、マニュアルを整えたり従業員間のコミュニケーションを活性化させるレクリエーションを実施したりと、普段とは異なる業務や行事をおこなえば、暇な時間を有意義に過ごすことができます。

仕事が暇だとストレスを感じる理由3つ

悩み

仕事が暇だという人の多くはストレスを感じています。なぜ仕事が暇になるとつらいのでしょうか? ここではその理由について、主な3つの事柄を挙げてゆきます。

1.仕事にやりがいがなく成長の機会もない

労働には単純にお金を稼ぐということだけでなく、仕事を通じて自身を成長させたり、社会貢献をするという目的を抱いている人は多いはずです。
任される業務の量が少なく、少し作業をしただけですぐに終わってしまう場合は勤務時間中に暇を持て余すことになりますし、簡単な仕事から大きな成果を得ることは難しいため、やりがいを感じることができません。

また、やることはあっても暇というケースもあります。
たとえばライン作業など無意識にできるような単純作業しか任されていない人は、働いていても暇と感じることが多いようです。頭を使わなくても出来るような仕事は一見楽そうですが、やりがいを感じにくく成長する機会もありません。
毎日何時間も同じ作業を繰り返し行うだけの仕事を定年まで続けられるかといえば、そうではないはずです。

2.人生を無駄にしているように感じる

実働時間が8時間だとして、ほとんど仕事がないとすれば「何もしていないこの時間を別の何かに費やせばきっと何かを達成できるのに」と感じる方が多いようです。

確かに出社してろくに何もせずに一日が終わるのであれば、たとえば朝から晩まで資格取得の勉強をしていたほうが、よほど意味のある時間を過ごせるでしょう。

3.自分だけ暇だと周りに申し訳ない

周囲の人たちが忙しそうにしているなか、自分だけが何もしていない状態では居心地が悪く、段々と申し訳ない気持ちになってしまいます。

「給料泥棒」や「無能」などと思われることを恐れるあまり、無理やり仕事があるふりをして一日を過ごすなど、無駄に精神を疲弊させる人もいるのです。

仕事が暇という状態を脱するための対処法とは

提案

多くの人にとって仕事が暇である状態は苦痛です。

その原因が労働者本人にある場合、まずは勤務態度を改めましょう。「やることがないな」と思ったら、先輩や上司に「何か出来ることはありませんか?」と指示を仰ぐことです。仕事に対して意欲的な姿勢を見せれば、仕事を振ってもらいやすくなります。

このとき重要なのは、任された仕事を完璧にこなすこと。ミスなく業務を完遂すれば、仕事を振った人に「次もこの人に任せたい」と思ってもらえるでしょう。

また、仕事の質だけではなく周囲との関係性を見つめ直すことも大切です。
普段からコミュニケーションをとることに消極的な人は社内で孤立しやすく、仕事を振ってもらえません。たまにはランチを誰かと過ごしたり、飲み会に出席したりと親睦を深める機会を持てば、気軽に仕事を振ってもらえるようになるかもしれません。

もし誰かと折り合いが悪かったり、部署内外で対立していたりする場合も、コミュニケーションのとり方を改めましょう。当事者同士での解決が難しい場合は会社内の窓口に相談したり、業務とは関係のない第三者に間に入ってもらったりするのも一つの手です。

別の部署や支店が忙しそうであれば、そちらに異動したり転勤したりすることもおすすめです。会社そのものにネガティブなイメージを抱いていないのであれば、場所を変えることで新しい仕事にありつける可能性があります。

それでもだめなら転職するのもおすすめ

マッチング

上記のような対策を講じても、仕事が暇な状態が改善しない場合があります。

たとえば会社の業績が下がっている場合、労働者側が仕事をしたくても、そもそも割り振れる仕事がないため暇な状態が続くのです。
また、労働者側からの働きかけに上司や雇用する側が応じなければ、暇な状態は改善されないでしょう。

こうした場合は早めに見切りをつけて転職や退職を検討することをおすすめします。望まない暇を強要されることは、労働者にとってはストレスかつ恐怖です。時間を無駄にしないためにも、自分のスキルを活かせて成長できる職場を探しましょう。

まとめ

勤務時間

今回は仕事が暇になる原因とその対処法について解説しました。仕事を任せてもらえないことには労働者本人に問題があるのと、それより上の立場の人間に問題がある2つのパターンが考えられます。現状を変えようと本人が行動を起こしても無駄な場合、早めに転職や退職を考えることがおすすめです。