新潟県の人材派遣・求人・求職なら株式会社コーケン

地方への移住や転職を考えている方へ。ダブルワークや派遣など、働き方も見つめ直してみませんか?

人生にはいろんな岐路や転換期があります。何かのタイミングで、地元に戻って働きたいと考えはじめた方や、ゆくゆくは地方でゆったり暮らしながら働きたいと考えている方もいるのではないでしょうか?地方への転職や移住について具体的に考えていくときに、「どんな仕事があるのか」「そもそも働ける内容の求人があるのか」などといった“働き口”について調べる機会があると思います。東京や地方都市のように、幅広い内容の仕事は無くても、どんな業種のどんな職種の求人があるのかチェックしておきたいですよね。今では仕事の内容はもちろん、働き方も多種多様なので、地方や田舎ならではのダブルワークやパラレルワークも可能かもしれません。正社員で働きながら副業をしたり、派遣社員として働きながらWEBショップをオープンさせたり。自分らしい生活や働き方を見つけるためにも、どんな内容の仕事があるのか、どんな働き方パターンが可能なのか、調べながら考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。

都心と地方での求人数の差

新潟の景色

都心は人口が多い分、仕事の種類や数も多く、求人数も多いのではないかと思っているかたもいるのではないでしょうか?でも実際の数値で見てみると、必ずしもそうとは限らない場合もあるのです。各地の求人数について見るときの参考として、厚生労働省が算出している「有効求人倍率」があります。「有効求人倍率」とは、ハローワーク(公共職業安定所)の月間有効求人数を、月間有効求職者数で割ったものと定義されています。

一般職業紹介状況(職業安定業務統計)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1.html

厚生労働省が発表している「一般職業紹介状況」のなかには、「都道府県・地域別有効求人倍率(受理地別・季節調整値)(新規学卒者を除きパートタイムを含む)」も掲載されています。こちらでは、各都道府県の有効求人倍率を見ることができ、「令和2年9月分」の都道府県別の有効求人倍率では、福井県の1.52倍が最高で、東京都の0.89倍を上回っているのです。このように、人口が多い=求人数が多いというわけではなく、地方によっては求人数が多い“買い手市場”の都道府県もあります。

一般職業紹介状況(令和2年9月分)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000687617.pdf

また、都心ではなかなかできないような地方ならではの仕事もあるので、地方でスローライフを送りながら、新たな働き方を見つけ、人生設計を考えてみるのもいいかもしれませんね。

地方ならではの仕事にはどんな内容がある?

職人の仕事

続いて、具体的に地方ではどのような仕事があるのかいくつか見ていきましょう。ひとえに地方といっても、大きな駅があり、その周りの施設が充実している都市部と、そうでないところとでも大きな違いはありますよね。今回はスローライフがおくれるような、いわゆる田舎と呼ばれるようなエリアの方をメインでご紹介していきます。

まずご紹介するのが「一次産業」と呼ばれている農業・林業・漁業・畜産業などです。後継者不足のところも増えてきており、働き手を欲しているところも多いのが現状です。しかし、未経験でいきなりはじめるのは結構勇気がいる仕事ですよね。そんなときは、ダブルワークとしてはじめてみるのはいかがでしょうか。リモートワークでもできるIT系のお仕事を行いながら、農業をはじめるというのも1つの方法です。そこから新たなビジネスが生まれたり、新たな働き方が見えてくる可能性もありますね。

次にご紹介するのが「伝統産業」です。日本各地には、その地方の特色を生かして受け継がれてきたさまざまな伝統産業があります。実際に伝統を受け継いでものづくりの仕事がしたい方はもちろん、今までの仕事で培った経験を生かして、伝統産業やものづくりを支え、届けていく仕事をしたい方にもおすすめです。

続いてご紹介するのは「製造業・工場系」の仕事です。地方には、「伝統産業」と同じく、それぞれの地域の特色を生かした製造のお仕事も多くあります。また、広大な土地を利用して、都心にある会社のものづくりや物流の工場件支社があったり、自然豊かな環境を生かした製造工場もあったりします。工場でのお仕事は向き不向きがあるかもしれませんが、正社員、期間工、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトなど働き方がさまざまなところもポイントです。

他にも、地域おこし協力隊(※)や、Uターン・Iターンを利用して仕事を探すことも地方で働くための方法の1つです。また、地方にはお年寄りも多いため、医療や介護の仕事も需要があります。正社員だけにこだわらず働き方を広げると、さまざまな内容の仕事と出会える可能性が広がるかもしれません。

※地域おこし協力隊とは、「都市地域から過疎地域等の条件不利地域に移住して、地域ブランドや地盤産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組」のことです。

地域おこし協力隊とは|総務省
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000066.html

地方でも派遣社員として働くことは可能?

オフィスワーク

都心や地方都市よりも業種や職種は狭まるかもしれませんが、地方でも派遣社員として働く仕事はあります。ダブルワークやパラレルワークで働きたい方はもちろん、日中は派遣社員として決まった時間に働き、今後メインにしていきたい農業やIT系の仕事の経験を積むという働き方もできるでしょう。また、登録する派遣会社も、エリアによっては大手企業から地域密着型の企業までさまざまなところがあるので、はじめから1つのところに絞らず、いろんな会社を見てみましょう。そして、働きたい業種や職種、その他のさまざまな条件なども相談しつつ、ご自身にあった派遣会社に登録することをおすすめします。

地方への移住や転職にはどんな魅力があるの?

田舎の景色

UターンやIターン、移住して地方への転職を考えている方は、どんなところが決め手になっているのでしょうか。広々とした場所で、のんびり暮らしながら過ごしたいという方や、ぎゅうぎゅうの満員電車での通勤に疲れてしまった方、自然豊かな環境で子育てをしながら働きたいという方など、きっと細かな理由は人それぞれあると思います。実際に、都会と地方の田舎とでは、地代や家賃、物価や教育費などの生活にかかる費用も異なりますし、子供や老後のことを考えると、惹かれるポイントもいろいろあるでしょう。しかし、移住や地方暮らしはメリットだけではなく、慣れるまでは不便に感じてしまうこともあることを心得ておきましょう。地方や田舎での生活を全く経験したことがない方にとっては環境に慣れるまで時間がかかったり、家の近所に気軽に立ち寄れるスーパーやドラッグストアが無いなど、都会の生活とはさまざまな違いがあります。仕事について調べると同時に、生活環境についてもしっかりと調べておくようにしましょう。

まとめ

デスク周り

今回は、地方への移住や転職を考えている方にむけて、調べておきたいことや知っておきたいことを中心にご紹介しました。地方にも地方ならではの仕事や求人があります。また、移住や転職をきっかけに、生活スタイルや働き方を見直してみるのも良いかもしれません。固定観念にとらわれず、自分にあった暮らしや仕事を見つけてみてはいかがでしょうか?