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【妊活とは?】治療方法や費用の負担制度まで幅広く解説!

<はじめに>

近年、妊活という言葉が広まっていますが、そもそも妊活とはどのようなものなのでしょうか?
妊娠活動の略称である「妊活」は、「子どもが欲しいけど、体質の関係などで妊娠しない…」といった方々に向けた取り組みとして、近年多くの方に認知をされています。しかし、一方でその方法やプロセスなどの必要な知識が知られていないことが課題とされています。

そこで今回は、妊活が広まった背景や具体的な内容についてご紹介します。
妊活をご検討の方、また、今すぐの妊活をご検討でない方も是非ご覧ください。

<そもそも妊活とは?>

そもそも妊活とは、どのようなものなのでしょうか?
妊活は「妊娠活動」の略称です。妊娠活動とは、妊娠を望む男女がそれに向けた様々な準備をすることです。
妊活は、大きく3つのフェーズに分けることができます。

▷妊娠に対して正しい知識を持つこと
▷妊娠しやすいからだ作りをすること
▷妊娠に向けた活動をすること

後ほど順を追って解説をして参りますが、産後に関する社会のフォローについては別の記事で解説をしております。

また、この妊活には2つの抑えるべき重要なポイントがあります。
●妊活は男女が行うものであること
妊娠して子供を出産するのは女性ですが、妊活は男女共に行います。

●妊活の対象はすぐに子どもが欲しい方々だけではないこと
妊活というと今すぐ子供が欲しい方が行うものだと思われがちです。
しかし、妊活は今すぐでなくても、将来を見据えて準備する方も対象です。
これらの点を抑えたうえで、次に妊活が広まった背景をみていきましょう。

<妊活が広まった背景は?>

妊活が広まった背景には、近年顕著になっている晩婚化や不妊問題といわれています。
それぞれの点に注目してみていきましょう。

▷晩婚化
 内閣府は、「平均初婚年齢が男女共に上昇を続け、晩婚化が進行している」と発表しています。

引用:内閣府|第1部 少子化対策の現状(第1章 3)
上の図は、内閣府が作成した平均初婚年齢と出生順位別母の平均年齢の年次順位を示したものです。
このグラフから、2020年の男女の平均初婚は、男性が31.0歳、女性が29.4歳となっており、2000年と比較するとそれぞれ男性は2.2歳、女性は2.4歳上昇していることがわかります。
また、第1子出生時の女性の年齢を見ても、2000年から2020年の間で2.7歳上昇しています。

▷不妊問題
不妊とは、男女が避妊行為なしに性交渉を持っているにも関わらず、1年以上妊娠しない状態のことをいいます。
厚生労働省が平成24年に公開した調査によると、1年間避妊をせずに性交渉をしても妊娠に至らないカップルは20%ほどいるとされており、不妊は誰にでも起こりうる問題であることがお分かり頂けるかと思います。
また、データによれば20代以降の妊娠できる確率は、歳を重ねるごとにどんどん低くなっていることもわかります。

知っていますか?男性のからだのこと、女性のからだのこと〜健康で充実した人生のための基礎知識〜

<具体的な妊活の取り組みは?>

以上の結果を見て、晩婚化の増加が不妊問題の増加にもつながり、その結果妊活が注目され始めたということはおわかりいただけたのではないでしょうか。
冒頭で妊活は大きく3つに分けられると述べましたが、具体的にどのようなことをするのか見ていきましょう。

▷妊娠に対して正しい知識を持つ
 ●夫婦で子供について話し合う
 ●妊娠についての知識をインプットする

▷妊娠しやすいからだ作り
 妊娠しやすいように以下の3つの生活習慣を見直すことが大切となります。
 ●健康的な食生活
  忙しい生活の中で1日3食、バランスよく食べることはなかなか難しいことですが、重要なポイントとなります。
  また、赤ちゃんの体の重要な部分の形成に影響する葉酸、血液循環や女性ホルモン分泌に影響する鉄分を十分に摂取することも大切です。

 ●適度な運動
  適度な運動をすることで新陳代謝を高め、体の基礎を作ることができます。生殖器官の働きも活発になることで、妊娠力も上がります。
  また、運動によりメンタル面を整える効果も期待できます。

 ●十分な質の良い睡眠
  睡眠のリズムが崩れは、自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こします。
  睡眠時間はもちろん、就寝・起床時間の見直しも必要です。
  
▷妊娠に向けた活動
 ●基礎体温の計測
  基礎体温とは、朝目覚めたときに起き上がる前に5分間舌の下に婦人体温計をいれて測った体温のことです。
  女性の月経周期は、基礎体温が低い月経開始から排卵の期間、そして体温の高い排卵から月経開始の期間の2つに区分されます。
  女性の基礎体温を把握することで排卵日の予想がつくので、排卵日の1~2日前の妊娠しやすいタイミングに合わせて性交渉の時期を定めることができます。

 ●産婦人科の受診
 これは一般的にブライダルチェックといわれ、男女共に受けることが推奨されています。
 具体的な検査内容は以下のとおりです。
  ■女性
   血液検査、性感染症検査、女性ホルモン分泌検査、至急の内診や超音波検査により、
   子宮や卵巣、卵管、感染症や甲状腺の状態を確認します。

  ■男性
   精子の量や数、運動量などに問題がないか、感染症の有無の検査により、
   男性側にも原因となる要素がないかを確認します。

ここまで妊活の詳しい内容をご紹介しました。
しかし、これらを行ってもなかなか妊娠できない場合は、専門の医療機関で不妊治療を受けることも検討する必要があります。

主な不妊治療には以下のようなものがあります。
●タイミング法
 様々な検査で排卵日を予測し、性交渉のタイミングを図る方法

●排卵誘発法
 薬によって卵巣を刺激し、排卵を促進する方法

●内視鏡手術 
 妊娠の妨げとなるポリープや子宮筋腫を摘出する方法

●人工授精
 排卵のタイミングで、男性から摂取した健康な精子を子宮内に注入する方法

●体外受精
 卵巣から摘出した卵子を体外で受精させ、その後子宮内に戻す方法

このような不妊治療は近年急速に発展しており、2017年の全新生児のうち6%を占める56,000人が体外受精によって誕生したというデータも厚生労働省により発表されています。

<費用負担|新潟県の取り組みについて>

ここまでの内容でお察しした方も多くいらっしゃるかと思いますが、妊活には多くの時間と努力を要する分、かなり大きな費用がかかります。

検査や施術などが必要になる分の費用は、高度なものになれば100万円を超えるほどの額になり、多くの方にとって非現実的な金額になるかと思います。
そんな方々のために、妊活不妊治療に際してかかる費用を一部負担する取り組みを始めている自治体もあります。
一般不妊治療に関する取り組みが、令和4年の2月より新たに保険適用されることが決まったことで、より多くの方に少ない費用で妊活不妊治療を受けていただくことができるようになりました。

新潟県でもこうした取り組みが積極的に行われており、条件に該当する方であればどなたでもご享受いただける行政サービスとなっておりますので、妊活についてご検討されている方はぜひご覧ください。

新潟県不妊に悩む方への特定治療支援事業のご案内

<さいごに>

今回は、妊活の主な内容をご紹介しました。
妊活には今回ご紹介したもの以外も多く存在します。この記事が、妊活をされている方やこれから妊活に取り組まれる方の効果的な妊活をサポートできれば幸いです。

また、妊活には、パートナーはもちろん、周囲の人の理解や協力も必要です。
弊社では、妊活はもちろん、その他の様々な取り組みを支援する制度や求人を扱っております。
ご興味を持っていただけた方は、是非求人情報をご覧ください!

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