2021.05.03
【第二新卒とは?|気になる定義や第二新卒就活のポイントについて解説!】
【はじめに】
皆さんは「第二新卒」をご存知ですか?
近年、新卒で入社した会社を3年以内に退職する人が増えてきており、社会人になって時間が経つ前に転職活動を行うケースが多くなっています。
そのような中で、通常の転職とは異なった採用メリットを持った「第二新卒」と呼ばれる転職活動が話題になっています。
今回は第二新卒についての基本的な定義から、企業が採用するメリット・デメリット、そして第二新卒として就職活動をする人のアピールポイントなどについてご紹介をいたします。
企業の採用担当の方だけでなく、新卒で入社した会社と合わず転職を考えていらっしゃる方にとっても参考になる記事となっておりますので、ぜひご覧ください。
【そもそも第二新卒の定義とは?】
実はそもそも「第二新卒」に明確な定義はなく、かなり曖昧な言葉になっています。
ただし、一般的に第二新卒は25歳以下とされており、大学や専門学校、高校を卒業して1〜3年以内に就職・転職活動をする人を指します。
「既卒」というワードも目にすることが多いですが、第二新卒との決定的な違いは一度社会人経験をしているかどうかです。既卒は大学卒業後に就職をせずに新しく就職活動をする人を指すためです。
こうした第二新卒の定義は企業によって変わり、より年齢を引き下げる企業もあれば、「20代であれば第二新卒」と決めている企業もあります。
では、企業が第二新卒を採用する理由はどのようなものなのでしょうか。
採用には必ずメリットとデメリットが発生します。能力面や年齢がマッチしていても採用にかかる費用が大きくなってしまうことがあるなど、リスクはつきものです。
ここでは「第二新卒」ならではのメリットやデメリットをご紹介いたします。
【企業から見た採用メリット】
企業が第二新卒を採用するメリットには、以下のものがあります。
⑴新卒と変わらない若さやフレッシュさがあること
⑵社会人経験も経ているため、マナーや常識などを教える手間が省けること
⑶他の転職者と異なり、自社の企業文化に染めやすいこと
まず、第二新卒の最も大きなメリットは「年齢」です。転職市場において、年齢が若いことは大きなアドバンテージになります。他の転職者に比べて即戦力にはなりにくいものの、今後長く働くことを前提とすれば、若さは大きなポイントになります。
また、新卒であれば若く、社会人経験がないが故に教育コストが多くかかるところを、第二新卒は省くすることができます。第二新卒は社会人経験があることから、そうした教育に割くリソースも削減することができるためです。
そして、新卒と同じく「自社の企業文化に染めやすい」という点も大きな利点です。若い社員は社会人経験が浅いが故に、他の会社や業界のエッセンスが入っていないこともあり、自社が求める人材像に近づけながら育てることができます。
主に「教育」の観点からのメリットが多いことがわかっていただけたのではないでしょうか。
【企業から見た採用デメリット】
企業にとって、第二新卒を採用することは多くのメリットをもたらすと同時に、反対にリスクをとることにもなります。
企業が第二新卒を採用することのデメリットには主に以下の2つがあります。
⑴明確な実績がないまま採用をするため、リスクが高いこと
⑵採用コストが高額であること
まず、第二新卒の定義に戻りましょう。一般的には25歳以下とされており、大学や専門学校、高校を卒業して1〜3年以内に就職・転職活動をする人を指します。つまり、企業はそこまで社会人経験がない方を採用することになります。経験がない分、実績もないため、企業にとっては採用をする方が本当に実力を発揮できるかどうかはわからない状態で採用をすることは大きなリスクになります。
また、採用コストが新卒に比べて高額になってしまうことも大きなデメリットです。第二新卒は中途採用と同じ採用条件であるため、人材紹介やエージェントなどを挟む分、採用コストが多くかかってしまいます。
【第二新卒の就活はどのように進めればいいのか?】
では、第二新卒として就職活動をする場合、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。
その答えは、企業目線に立つことにあります。企業が第二新卒を採用するメリットを多く強調するだけでなく、デメリットになりうる部分を補うことができるような訴求をすれば、採用につながるはずです。
上記の内容で言えば、年齢的なものや体力的な面で他の転職組と違いを出すことができますし、採用にかかるコストを上回る利益を出すことができれば、企業にとってのデメリットがメリットに変わります。
転職の際の履歴書の書き方やアピールポイントに関してはこちらの記事に記載をしておりますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
▼【後編|まとめて確認!】履歴書の書き方〜志望動機・自己PR編〜
ここまで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。
今回は企業側が第二新卒を採用するメリットだけでなく、第二新卒を検討されている方がどのように就職・転職活動をするべきかについてご紹介をいたしました。
新型コロナウイルスの影響で満足のいくお仕事ができていない方にとって、転職は現状を変える大きなチャンスになります。
この記事が皆さんの就職・転職活動のお役に立てば幸いです。
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