2021.04.19
【前編|まとめて確認!】履歴書の書き方〜写真・学歴職歴・免許資格〜
【はじめに】
皆さんは就職やご転職を何度ご経験されていますでしょうか。また、その際に履歴書の書き方に迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。履歴書は自分の経歴を、希望の就業先に知ってもらうためだけでなく、自分の志望動機や意思を伝えるためのものでもあります。
そこで今回は履歴書の書き方を項目ごとにご紹介をいたします。
就職活動の際に、面接や試験などの準備をしたにもかかわらず、「履歴書の書き方に不備があったために面接に進むことができなかった」という方を散見します。どんなにいい準備をしていても、このような機会を失ってしまってはもったいないですよね。こうしたことから、履歴書は就職活動の第一歩として重要な役割を果たしていることがわかります。
書き方がわからない部分のみを見ていただいても構いませんので、この際にぜひ参考にしていただけますと幸いです。
【写真について】
◎適切な写真のサイズは?
履歴書に使用する写真の適切なサイズは「縦40mm×横30mm」と言われています。写真は3ヶ月以内に撮影したもののみが有効です。極端に以前に撮影したものなどは使用しないようにしましょう。
◎髪型と服装
<女性の場合>
◎髪型
前髪が顔にかかる髪型や、華美な髪型は控えましょう。髪が長い場合は、後ろで束ねて背中に流せば清潔感のある印象を与えることができます。
また、横髪が広がってしまう場合は、耳にかけるなどの工夫をするのも良いかと思います。
◎服装
まず、撮影の際は必ずジャケットを着用しましょう。ジャケットは黒・紺色やグレーなどの無難な色で、無地や細かいストライプのものが良いでしょう。
女性の場合、大きなアクセサリーを身に付けていたり、胸元が過度に開いているインナーには注意が必要です。また、メイクにも注意が必要です。
濃い色のリップクリームや、つけまつげなどは控え、ナチュラルなメイクを心がけましょう。
<男性の場合>
◎髪型
女性同様、男性も前髪が顔にかかる髪型や、派手な長髪などは控えましょう。
短髪で額が見えるくらいの髪型が良いとされており、爽やかな印象を与えることができます。
◎服装
まず、撮影の際は必ずジャケットを着用しましょう。ジャケットはダークトーンのもので、ネクタイは紺色や青色などの無地でシンプルなものを着用することをおすすめします。
また、シャツは白色のものを着用し、ボタンダウンのシャツは選ばないようにしましょう。
あまり知られていませんが、ボタンダウンのシャツはネクタイとは併用しないことになっておりますので、注意が必要です。
その他注意点
・望ましい背景の色について
写真の背景に関しましては、白か青、もしくはグレーが良いとされています。基本的には写真館などでの撮影が良いとされていますが、そのほかの環境で撮る機会があれば、背景色も必ず忘れずに意識するようになさってください。
・表情について
表情についても注意が必要です。笑いすぎや無表情など、極端な表情は避けましょう。顎が前に出ないように意識し、口は開けず、少し微笑むくらいが柔らかい印象を与えることができます。
・写真の裏に名前を書きましょう
万が一写真が剥がれてしまった時のために、写真の裏に名前を記入した方が良いとされています。写真はスティックのりなどで貼ることになりますが、その前に名前の記載を忘れないように心がけてください。
【学歴・職歴について】
◎学校名や会社名は省略せずに
学校名や職歴の会社名などは、必ず省略せずに記載をしましょう。
「◯◯◯高校」と記載をするのではなく、「◯◯◯高等学校」と、正式名称で記載をすることがマナーになっています。
◎履歴書全体で西暦か和暦のどちらかで統一
「西暦か和暦のどちらで記載をするのが好ましいか」という議論がありますが、結論から言えばどちらでも構いません。
ただし、どちらかに統一をする必要があります。これは学歴・職歴の記入欄だけではなく、生年月日などの欄とも共通の記載ができるように心がけましょう。
◎学歴はどこから記載をすれば良いか
こちらはシチュエーションにより異なりますので、立場ごとに説明をいたします。
<大学生 新卒就活の場合>
新卒者の場合、学歴は中学校卒業から記入しましょう。また、注意点として「卒業見込み」の内容も入れることも忘れずに記入しましょう。アルバイトやインターンに関しては、職歴欄には記入せずに自己PR欄に記入することをおすすめします。
<社会人 転職の場合>
基本的には、高校卒業時点から記載する形式が無難です。または最終学歴の一つ前の学歴から記載する形式でも良いでしょう。中退などの場合は、入学記載の下に「◯◯◯の事情により中退」と簡潔に記載することをおすすめいたします。
職歴に関しては、入社の行の下に配属先や勤務内容を簡潔に記すのも良いでしょう。現在も就労中の場合は、入社の記載のある行のしたに、「現在に至る」と書き加え、最後の行に「以上」と記載しましょう。
◎勤務期間が短くても、職歴は必ず記載しましょう
職歴は採用する企業にとって重要な判断要素です。勤務期間が短いとしても、必ず記載をしましょう。時系列順になっていない、または勤務経歴に不備などがあると、経歴詐称とされてしまう場合がありますので、注意が必要です。
【免許・資格】
免許や資格の記載ついて気をつけるべき点は下記の3つです。
①と②は、学歴・職歴で気をつけるべき点と同じ内容なので、ここでは割愛させていただきます。
①正式名称で記すこと
②西暦か和暦、どちらかで記載を統一すること
③希望の就業先の職種・業種に合わせた資格を中心に記載すること
希望の就業先の職種・業種に合わせた資格があれば、採用においてアピールになるかもしれません。せっかく資格や免許を持っていても、全く関係ないものばかりを記載しては、チャンスを逃してしまう場合があります。
複数資格がある場合は、希望の就業先に合わせたものから優先的に記載をするようにしましょう。今回は履歴書の書き方(写真・学歴職歴・免許資格編)についてご紹介をしました。
意外にも履歴書の書き方には知られていないマナーがあります。今回の記事が少しでも皆さんの就職活動のご参考になれますと幸いです。次回は後編ということで、自己PRや志望動機などについてご紹介をいたしますので、こちらもぜひ併せてご覧ください。
▼【後編】履歴書の書き方(志望動機・自己PR)についてはこちら