新潟県の人材派遣・求人・求職なら株式会社コーケン

【ICTとは?】実態やITとの違いについて徹底解説!

〈はじめに〉
皆様はICTという言葉を聞いたことはありますか。ICTとは、「Information and Communication Technology」の略称であり、似たような言葉にITがありますが、違いはどのような点にあるのでしょうか。
実は、私たちは日常的にICTに触れ、生活に活用しています。日常生活に加えて産業においてもICTは大きな役割を果たし、私たちの生活にとって必要不可欠な存在となっています。

この記事では、私たちの暮らしにおいて身近になりつつあるICTについて紹介していきます。
ICTに興味のある方はぜひ参考にしていただけたら幸いです。

〈ICTとは何か〉
ICTとはどのような言葉でしょうか。Information and Communication Technologyの略であり、日本語では「情報通信技術」と訳されます。
一方で、ITとはInformation Technologyの略であり、日本語では「情報技術」と訳されます。
両者の違いは「通信」という語の有無で、ここに特徴が表れています。

まず、ICTやITと社会の関わりを確認しましょう。
内閣府が示す社会の到達ステージに関して、以下のような段階があります。
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/
以下、Societyの変遷
Society1.0:狩猟社会
Society2.0:農耕社会
Society3.0:工業社会
Society4.0:情報社会

内閣府が示すところによると、現在はSociety5.0に到達しており、ICT(情報通信技術)はここに位置します。

Society4.0までの社会はIT(情報技術)の社会でした。様々な情報がデジタル化され、それらのデジタルな情報やそれらを取り扱う技術がITと称されてきました。
一方で、近年は取り扱うデジタル情報が膨大になり、通信技術に重きを置く必要が出現しています。ICTとは、そのようなIT社会から発生したニーズによって生まれた概念なのです。

また、ITからICTへのシフトはエンジニアの役割も変化させています。以前まではアナログ情報をデジタル化するエンジニアでしたが、ITエンジニアが通信の部分もカバーするようになり、ICTエンジニアという表現も登場しています。

このように、似たような言葉ではありますが、明確な違いがあります。端的に表すと以下のようになるでしょう。

 IT:デジタル機器や、デジタル化された情報や技術
 ICT:通信を使ってデジタル化された情報をやりとりする技術

それでは、なぜICTがなぜ重要であるのか。以下の項目で紹介していきます。

〈IoTとICTの関係性〉
ICT「情報通信技術」の発達は、多くの人がスムーズに膨大な情報へアクセスできるよう助けます。
それに加え、ICTの発達はIoTを促進する点においても重要となります。

それでは、IoTとはどのような概念なのでしょうか。
IoTとは、「Internet of Things」の略称で、「モノのインターネット」と訳されます。
具体的に言うと、テレビや監視カメラなど、あらゆるデバイスがインターネットに繋がる状態や技術を指します。

IT社会が普及し、情報の価値が増大した頃、IoTの概念は注目され始めました。
日常生活においても、家の中のあらゆるデバイスがインターネットに繋がることができる空間は、近未来の都市構想を描きます。
※スマートシティ について
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd266210.html
スマートシティはsociety5.0において掲げられる都市構想であり、あらゆるデータを収集して都市空間を作り上げていきます。
スマートシティに関してはまた別の機会に紹介します。

あらゆるデバイスがインターネットに繋がるためには、情報をインターネットへ送るための技術とインターネットから情報を取り出す技術が必要となります。
すなわち、ICT(情報通信技術)の活用が不可欠です。このように、IT社会から移行する形でICTやIoTの需要は生み出されてきました。
Society4.0(情報社会)からSociety5.0(情報通信技術社会)にかけて、科学技術はこのような変化を遂げているのです。

〈ICTの活用例〉
それでは、ICTの実際の活用事例を見ていきましょう。

ICTはすでに、インターネット検索やSNSのみならず、ビジネスシーンでも広く活用されています。

こちらでは主に3つのシーンについて紹介します。
1, ICTを活用した教育
2, ICTを活用した医療
3, テレワーク

1, ICTを活用した教育
ICTの活用事例として、教育現場が挙げられます。日本国内でもICTを用いた教育が広く導入され始めており、パソコンやタブレットといったIT機器を利用してデジタルデータの教科書を使ったり、画像や動画を使った説明が授業で取り入れられています。

分からないことを先生に質問するのではなく、インターネット検索を使って答えを得る授業は「ICTを使って調べる能力」を培います。また、作成した資料を共有しながら説明をする授業は、将来のビジネス実務でも生きる教育だといえるでしょう。
情報通信技術の発達により、従来のプリント型授業から抜け出し、環境面における配慮にもなります。

2, ICTを活用した医療
ICTは、医療分野での活用も期待されています。
例えば、離れた場所にいる患者のオンライン診療が可能になります。これにより、通院できない患者の自宅と病院をつないだ在宅診療の拡大や、首都圏から離島などの医療過疎地域の診察や服薬指導などを行う遠隔医療が実現できます。

昨今のコロナ禍では、羅漢した患者が来院したときに起こり得るクラスター(集団感染)を避ける手段にもなります。また、医療従事者が患者に対面で接するときの感染リスクの回避にもつながります。

非接触型の社会形成に向けてICTがもたらす可能性や期待は大きなものです。

3, テレワーク
コロナ禍で多くの企業が本格導入したテレワークは、ICTが実現した働き方改革の1つです。
データをクラウドなどに集約して格納すれば、従業員間での連携が必要な業務を含め、ほとんどの業務がオンラインで進められます。また、会議室での会議をWeb会議に移行することで、昨今のソーシャルディスタンスが必要な労働環境の整備につながります。このようにテレワークを実現するICTはさまざまなビジネスシーンで活用の幅を広げているのです。
テレワークでほとんどの業務が完結できる業種ではオフィスレス化も進みつつあり、業務のために物理的に人が集まるという働き方や企業のあり方すらも変えようとしています。

ビジネスシーンに限らず、教育や医療に至るまで社会のあらゆる場面で活躍しているのがICTです。

〈さいごに〉
こちらではICTについて紹介しました。
科学技術の発達は著しく、社会がさらに新たな局面を迎えるのもそう遅くは無いのかもしれません。
5Gの拡充やICTがさらに発展すれば、人々の暮らし方も大きく変わるはずです。
科学技術の発展と社会の動向について、今後も皆様のお力になることができたら幸いです。

<新潟県で求人をお探しなら人材派遣のコーケンで!>
株式会社コーケンでは県央地区及び中越地区を中心とした人材派遣事業を行っております。
勤務時間を選べることや入社後のサポートなど、幅広い支援で求職者の皆さんをサポートしてまいります。

▼株式会社コーケンの求人一覧はこちら!
https://job-koken.jp/
▼株式会社コーケンの「お役立ち情報」はこちら!
https://job-koken.jp/column/