2021.07.05
【SDGsとは?】基本的な知識から企業における取り組みもご紹介!
〈はじめに〉
皆さんはSDGsという言葉を聞いたことがありますか?
SDGsは日本語に訳すと「持続可能な開発目標」となります。現代の科学進歩は目覚ましく、日々世界中で新たな発展が起きています。しかし、その動きに疑問符がつけられることになりました。
皆さんも生活の中でSDGsに配慮した商品などを見かけたことがあるのではないでしょうか。
この記事ではSDGsについての説明と企業の取り組みをご紹介します。
SDGsについて興味がある方や、企業の取り組みについて関心がある方の参考にとって参考になりますと幸いです。
〈そもそもSDGsとは?〉
SDGs「持続可能な開発目標」は2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された国際目標のことです。
17のゴール・169のターゲットから構成されており、地球上の「誰一人取り残さない」ことを掲げています。
具体的に、17の大きな目標を見てみましょう。
①貧困をなくそう・・・世界中の貧困に終止符を打つ
②飢餓をゼロに・・・食糧の安定確保と栄養状態の改善を図ると共に、持続可能農業を推進する
③すべての人に健康と福祉を・・・すべての人の健康的な生活を確保し、福祉の
拡充も図る
④質の高い教育をみんなに・・・包括的で公平な教育ををすべての人に提供し、生涯学習の機会を促進する
⑤ジェンダー平等を実現しよう・・・ジェンダーの平等を実現し、すべての女性と女児に権力や機会の向上を図る
⑥安全な水とトイレを世界中に・・・すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
以上の6つの目標は一見すると発展途上国に向けられた目標であるかのように思われますが、実際はそうではありません。
例えば、子どもの貧困割合でいうと、日本は現在7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。
また、ジェンダー平等に関しても世界経済フォーラムが発表した2021年のランキングによると153カ国のうち120位となっており、先進国の中でも低い順位となっています。
以上を踏まえると日本のような先進国でも決して無視することはできない目標だと分かります。
⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに・・・すべての人に持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
⑧働きがいも経済成長も・・・すべての人のための持続可能な経済成長と働きがいのある人間らしい仕事を推進する
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう・・・インフラの整備と持続可能な産業化を推進し、技術革新の拡大を図る
⑩人や国の不平等をなくそう・・・国内や国家間の格差を正す
⑪住み続けられるまちづくりを・・・都市や人間の居住地を持続可能なものにする
⑫つくる責任 つかう責任・・・持続可能な消費と生産のパターンを確保する
これらのエネルギーの話はもちろん、働きがいやまちづくりに関しては生活者にとって身近な内容なのではないでしょうか。
⑬気候変動に具体的な対策を・・・気候変動とその対策について考える
⑭海の豊かさを守ろう・・・海洋資源を持続可能な開発に向けて保全して利用していく
⑮陸の豊かさも守ろう・・・生態系の保護と回復、森林の持続可能な管理や砂漠化と土地劣化の防止を図ると共に、生物多様性損失の阻止を行う
⑯平和と公正をすべての人に・・・持続可能な開発に向けて平和な社会を構築し、すべての人が司法にアクセスできる環境をつくると共に、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包括的な制度を構築する
⑰パートナーシップで目標を達成しよう・・・持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する
さいごの目標等に関しては、開発途上国や先進国にとどまる話ではなく、地球規模での問題を取り扱っていると言えます。
以上がSDGsの簡単な概要です。
次からは企業が実際に取り組んでいるSDGsに配慮した取り組みをご紹介します。
〈企業の取り組みを紹介!〉
(1)スターバックス
専用タンブラーを持参することで商品の割引があることはご存知の方も多いと思いますが、実はもっと大きな取り組みをしています。
それはフェアトレードに関する取り組みです。スターバックスではフェアトレード認証コーヒーを積極的に購買しています。
フェアトレードとは簡潔に言うと、生産者が彼らの生産物に対する公正な対価を受け取ることです。
フェアトレード問題が特徴的なのは、発展途上国の労働者が安価な対価で働いてしまう場面です。
これは低賃金問題に関係しますが、このような不平等な在り方はSDGsで掲げられている目標にも多く該当します。
スターバックスはフェアトレードの理念と合致することで、コーヒー生産地への支援も行っています。
(2)ユニクロ
世界的に有名なユニクロを展開しているファーストリテイリングは「よい服をつくり、よい服を売ることで、世界をよい方向へ変えていくことができる」と考えています。
そのようなユニクロでは環境に配慮した取り組みのほかに、雇用機会の創出を積極的に行っています。
具体的に、ファーストリテイリングは難民の人々を雇用するプログラムを立ち上げました。語学トレーニングや店舗研修を通じて働きやすい環境づくりをサポートしています。
このように、グローバルにビジネスを展開する企業として平和で包括的な社会を構築し、誰もが安心して生活することができる社会の実現を目指しています。
〈企業流SDGsの背景とは〉
それではなぜ企業がSDGsに取り組むようになったのか。その背景には経済的な理由も含まれていれば、生活者の意識が変わったことも大きな要因の一つとして含まれます。
まず、経済的な視点から言うと2017年に改定された日本経済団体連合会の行動企業憲章が日本の経済界におけるSDGsの動きを強めました。経団連は一部上場企業の7割が加盟する団体で、上記の改定によってSDGsをビジネスシーンで積極的に実現していこうと誓っています。
次に生活者の意識変化について。
SDGsが世間に広まるにつれて、消費者は持続可能な世界が考慮された商品を好んで購入するようになりました。
消費市場におけるこの変化は企業方針や開発段階においてもSDGsの取り組みを意識させる契機となったのです。それに付随するように企業に投資をする投資家たちもSDGsへの配慮が充実した企業に投資をする傾向が強まりました。
以上のようにして、経済的な理由や社会的な動向の変化により企業はSDGsへの配慮を強めて行かねばならなくなりました。
▼以下では経団連に属する企業の取り組みについてまとめられています。
https://www.keidanrensdgs.com/home-jp
〈さいごに〉
ここまでSDGsに関して現状や企業の取り組みなどをご紹介してきました。
今後はより一層、持続可能な社会に向けて様々な取り組みがなされていくと思われますので、少しでも皆様の参考になりますと幸いです。
ここまで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。
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