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【メタバースとは?】わかりやすく解説&世界中の事例をご紹介!

はじめに
昨今、アメリカ大手テック企業のフェースブックが、社名をメタに変更したことから注目が高まるメタバース。
今回は、世界的に注目されている最新テクノロジーのメタバースについて、概要や流行の背景、最新の導入事例まで詳しく説明していきます。

メタバースとは
メタバースとは、「超越した」あるいは「高次の」を意味する「メタ(meta)」と、「宇宙」や「ユニバース」を意味する「バース」の2つの単語を組み合わせて作られた新しい用語です。
主に、インターネット上の仮想空間を指し、身体が現実世界にありながらも、仮想空間で利用者が自由に行動できる空間のことを表しています。

近年では、全世界で大ヒットしたハリウッド映画の「アバター」や、コロナ禍のおうち時間で注目を集めた「あつまれどうぶつの森」がメタバースの世界を表現した作品と言えます。
このようにメタバースは、元々は1つの概念と考えられていた状態から、近年、具体的なコンテンツや技術要素が整備され始めています。
特に、その市場規模は2024年には90兆円規模の市場にまで上ると予測されており、将来の生活や経済を構成する新たなテクノロジーとして、世界中から脚光を浴びています。

メタバース流行の背景

上記で触れたように、ここ数年で急速に注目が注がれているメタバースですが、注目の背景には以下の4つの要因が存在すると考えられています。

①CG・VR技術向上
メタバースに注目が注がれる要因の1つが、CG・VR技術の向上です。
特にメタバースのサービスには、インターネット上の仮想空間の中に、ユーザーがどれだけ没入できるかが重要とされています。
そのため、CG・VR技術の進化が、よりリアルな仮想空間の表現につながり、注目を高める要因になったとされています。

②5G通信の登場
2つ目の要因が5G通信の登場です。
先に触れたように、メタバースのサービスは高度なCG・VRの技術を用いるため、それをユーザーに届けるためのより高度な通信技術が求められます。そのなかで、膨大なデータを高速で受送信できる5G通信技術の登場が、ストレスなくメタバースサービスを提供する環境の整備につながり、メタバースの注目を集める要因になりました。

③ブロックチェーンの普及
メタバースの注目を高める3つめの要素が、ブロックチェーンの普及です。
今後、メタバース空間では、ゲームやエンターテインメントだけでなく、現実空間と同様の経済活動が行われるとされています。
したがって、インターネット空間における経済活動の安定のために、デジタルアセットを保守する技術が求められており、ブロックチェーン技術の普及が、より活発なメタバース技術の進歩につながるとされています。

④新型コロナウイルスの影響
最後の要因が新型コロナウイルスの影響です。
コロナ禍で、Zoomやリモート活動が浸透し、オンラインコミュニケーションに慣れ親しむ人々の数が飛躍的に増加しました。
人々の中で、デジタル・トランスフォーメーションが急速に拡大したことが、メタバースの流行の決め手になりました。

実際の導入事例
それでは、実際にどのように導入されているのか、事例を見てみましょう。

①フォートナイト
フォートナイトは、複数人のユーザーとバトルロワイアルを楽しむことができるオンラインゲームです。
ゲーム内では、自身でカスタマイズしたアバターを操作し、ボイスチャットの機能を用いて友達とコミュニケーションを取りながらゲームを楽しむことができます。

特に、コロナ禍で家の中で時間を過ごすことが多くなった今、ボイスチャットをしながら遊ぶことができる同作品は、オフラインで会えない環境下での新しい友達とのコミュニケーションの場として人気が高まっているメタバース空間となっています。
また、フォートナイト内でのメタバース空間では、人気歌手やアーティストのライブイベントが開催されることも多く、バーチャル空間でのイベントプラットフォームとしても高い期待が集まっています。

Horizon Workrooms
Horizon Workroomsとは、メタバース上で実施できるバーチャル会議システムです。
Meta社(旧Facebook)が投資を行っている同サービスは、CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が、メタバース分野へ積極的に投資を行うことを公表した直後の、2021年8月にリリースされました。
「Zoom」や「Google Meet」などに代表される、従来のWeb会議システムとの違いは、自分だけのオリジナルアバターを作成できることにあります。参加者は自身で設定したアバターの姿でオンライン会議に参加でき、身振り手振りやボードに文字を書くといった実際の会議に近いリアルなコミュニケーションをとることができます。

③ENGAGE Oasis
アイルランドのスタートアップ企業VR Education Holdings(VRE)は、独自のメタバース「ENGAGE Oasis」を開発したと公表しました。早ければ2022年にもサービスがリリースされる予定です。
ENGAGE Oasisは、ターゲットを法人に絞ったメタバースプラットフォームで、メタバース空間の中で製品の販売や見込み客との商談を行えるとされています。また、企業はそれぞれ、展示会場のような好みのバーチャル空間を構築可能です。
これにより、人々のコミュニケーションを介した完全デジタルのマーケットの誕生が大いに期待されています。
単に製品の画像や動画、仕様書を見て購入を検討するのではなく、販売担当者との商談を通じた交渉やヒアリング、デモンストレーションなどの営業活動が、近い将来に仮想空間で実現されるのではないでしょうか。

④Joytopia
Joytopiaは、2021年9月にドイツ大手自動車メーカーのBMWが実施した、メタバースサービスです。
参加者はモーターショーのハイライトや人気アーティストによるバーチャルライブなどを楽しむことができる、大手企業では珍しい施策の1つとされています。その目的はBMWのブランド認知の向上とされており、今後はBMWのようにメタバースをマーケティングに活用する企業が増加するとも予想されています。

さいごに
このように、メタバースのトレンドには高度な科学技術の発展とコロナウイルスの蔓延が深く関わっており、今後もより大きなテクノロジープラットフォームへと進化することが予想されています。 
実際に数多くの企業が、メタバースサービスを自社で構えるケースも増えており、今後も目が離せないサービスです。 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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