2022.01.03
【派遣社員の方必見!】契約満了までの流れや、満了後の対応を徹底解説!
【はじめに】
今から派遣でお仕事をされる方、あるいは今現在すでに派遣で業務をされていらっしゃる方の中には、契約満了後の進め方について関心や不安をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
今回は、派遣の契約満了について、具体的なスケジュールから、満了後のキャリアパス、公的な補助について詳しく解説してまいります。
最後までお読みいただけますと幸いです。
【本記事のキーワード】
・契約満了までの流れ
・契約満了の場合の行動方針
・契約満了後の具体的な選択肢
・失業保険の申請
【派遣契約満了までの基本的なスケジュール】
派遣就業は事前に締結する雇用契約で期間が定められているのが一般的で、その期間が終わったタイミングで契約が終了するのが基本になります。また、労働基準法では、派遣社員が3回以上更新されている場合や1年以上続けて勤務している場合、30日前までに満了の旨を告知しなければならないとされています。仮に、1年未満の勤務だったとしても、更新については派遣先と派遣社員の双方の合意が求められるため、同様に30日前には連絡するとされています。
したがって、契約満了になる際には、30日前には通告があると考えられます。
新たな就業先探しに際しての規則はない為、通知を受けた場合は速やかに新たな仕事を見つけ、次の仕事までの空白期間を作らないことが大切です。
【契約満了になったらどうなる?】
契約満了になると派遣就業が終了するため、新たな就業先を見つける必要があります。
そのため、契約が満了した場合は、派遣会社のコーディネーターと希望条件や具体的なキャリアパスなどを改めて相談しながらお仕事探しを始めるのが望ましいとされています。
また、派遣会社によっては派遣社員のスキルアップも目的とした、資格・スキルの研修制度を完備した会社も存在します。それらを受講しスキルを磨くことで、将来の派遣先の選択肢を増やすことも可能になります。自分の仕事に関係するスキルアップや資格取得は、とても効果的で、自らの成長にもつながるため、仕事の幅も広がりを見せることが可能となり、大きなメリットが予想されます。
【契約満了後の選択肢】
契約が満了した場合、次の仕事をどう見つけるか悩む方も多いかと思われます。
ここでは契約満了後に選べる、3つの具体的な選択肢についてご説明します。
①派遣会社に新規案件を紹介してもらう
まず最初の選択肢は、既存の派遣会社に新規案件を紹介してもらい、新たな派遣先で働くというものです。派遣期間満了まで働いたことで、担当者との信頼関係が築けているため、次の案件の紹介をスムーズに受けられる傾向にあります。
今の職場での経験を踏まえて、ブラッシュアップした希望条件を担当者に伝えると、より希望に合った仕事や職場を探して紹介してくれると期待できます。
②正社員案件を探す
契約満了後であれば正社員案件を探すことも可能です。正社員は安定した雇用と収入が期待され、賞与や退職金なども手厚い企業が多いのがメリットです。なかには派遣社員としての経験を、豊富な職務経歴として高く評価をする企業もあり、場合によっては正社員として喜んで迎え入れてくれる企業が見つかると考えられます。正社員を目指す場合、スキルアップや資格の取得を目指すなど、正社員に求められている能力を身につけることを重視して派遣業務を行うことが重要です
③派遣会社を変える
最後の選択肢として、派遣会社を変えることがあげられます。こちらの選択肢は現在の派遣会社の対応に満足できていないものの、派遣社員として働くのには魅力を感じている場合には有効なものになります。派遣会社によって特徴が異なるため、他社に移ることで希望する業界で働けたり、やりたかった仕事に従事できたりすることもあります。そのため、各派遣会社がどの業界や職種に強いかを調べたうえで、希望する業界でシェアが大きい派遣会社を選ぶことをおすすめします。
【もし仕事が決まらなかったら】
満了後も継続して派遣社員として就業することを希望していても、なかなか次の就業先が決まらず、失業状態になることもあります。その際にセーフティーネットとして用いられるのが失業保険です。失業保険は正社員だけが受け取れるものではなく、派遣社員や契約社員でも受給することが可能で、働く意思はあるにもかかわらず、新たな仕事に就けない場合に大きな助けとなるものです。
ただし、失業保険を受給するには雇用保険に加入していることが前提となります。
また、失業保険に加入するには、2つの条件を満たす必要があります。
①1か月(31日以上)の雇用が見込まれている
②1週間の所定労働時間が20時間以上であること
派遣社員の場合は人材派遣会社で雇用保険の加入手続きをしています。そのため、離職理由と派遣社員の申し出内容を基にしたハローワークの判断の上で、失業保険の給付を受けることができます。
給付を希望する場合には人材派遣会社に連絡をし、失業保険を受け取る旨を説明して「離職票」を作成してもらいましょう。その後、人材派遣会社より郵送された離職票を持参のうえで、ハローワークにてご自身で手続きを進めていきます。
【さいごに】
不安要素の多い契約の満了ですが、その一方で新しい経験を積み、さらにスキルを磨く貴重なタイミングであることも事実です。
是非、派遣会社のサポートや、公的な補助を活用しながら、ゆっくりと新たなキャリアパスを考える機会にして頂ければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
<新潟県で求人をお探しなら人材派遣のコーケンで!>
株式会社コーケンでは県央地区及び中越地区を中心とした人材派遣事業を行っております。
勤務時間を選べることや入社後のサポートなど、幅広い支援で求職者の皆さんをサポートしてまいります。
▼株式会社コーケンの求人一覧はこちら!
https://job-koken.jp/
▼株式会社コーケンの「お役立ち情報」はこちら!
https://job-koken.jp/column/