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上司が嫌いな理由は?上手な対応方法を紹介。限界なら転職を検討しよう

上司が嫌いで職場を変える人は多いです。ここでは嫌われる上司の特徴をご紹介します。また嫌いな上司と上手くコミュニケーションをとる方法や、我慢が限界に達している人におすすめの対策についても紹介するので、快適に働くうえでの参考にしてみてください。

なぜ上司が嫌いになる?4つの主な理由

攻撃される部下

働くうえで「上司が嫌い」という悩みを抱える方は多いです。

厚生労働省が行った「働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査」における「会社内で信頼できる上司はいるか?」との質問には、約87%の労働者が「いいえ」と答えるなど、ほとんどの人が上司との関係に何らかの難を抱えていることがわかります。

参考:『厚生労働省』働きやすい・働きがいのある 職場づくりに関する調査 報告書 

そもそも部下はなぜ上司のことが嫌いになってしまうのでしょうか?
ここではまず上司を嫌ってしまう原因について、主な内容を4つ紹介します。

1.昭和体質・体育会系

年齢が離れた上司の場合、価値観が前時代的でついていけないというケースがあります。またジェネレーションギャップがなくてもノリが体育会系のために付き合いきれないという場合も。

昭和体質・体育会系の上司の特徴として、部下への言動や態度が威圧的になりがちという点が挙げられます。指示やアドバイスの内容がまともであるならまだしも、精神論や根性論をかざすばかりであれば部下にとっては何のプラスにもなりません。

ほかにも、上下関係や縦社会を重んじるあまりに飲み会などのコミュニケーションを強要するのも昭和体質・体育会系上司によく見られる傾向です。部下にとって無理やり参加させられる飲み会は苦痛以外の何物でもなく、ご機嫌取りばかりさせられるようであれば楽しめるはずがありません。

2.感情や機嫌で仕事をする

しょっちゅう言うことを変える上司は嫌われます。昨日はOKと言われたのに、次の日になって大した理由や根拠もなく「これは駄目だ!やり直し」などと前言撤回されてしまえば、部下にしてみれば理不尽のひとことです。

プライベートでのイライラやストレスを仕事に持ち込んで他人に八つ当たりしたり、不機嫌で「話しかけるなオーラ」を発していたかと思えば急に優しく接してきたりと、自分の感情や機嫌で部下を振り回す上司も嫌われます。こういうタイプを上司に持った部下は常に上司の顔色を伺わなければならず、余計な心労が絶えません。

好きな部下をえこひいきし、嫌いな部下に対して露骨にイヤな態度をとるなど、好き嫌いを表に出す上司も嫌われて然るべきです。人によって態度を変える上司は周りにイエスマンばかりを置くため、いつまでたっても問題点や改善点についての話し合いがされることなく、結果として部署のみならず会社全体の業績にも悪影響を及ぼすことに繋がります。

3.責任を取らない

部下のミスが発覚した際に「部下の失敗は私の指導不足が原因です」などとかばってくれる上司は部下から信頼されますし、「仕事の責任は上司である私がとるから、部下である君はとにかくチャレンジしなさい!」と部下に成長の機会を与えてくれる上司は理想的です。

しかし、なかには「私は聞いていなかった」「部下による勝手な判断で……」などとその責任を部下に押し付ける上司がいます。これでは上司としての役割を放棄していると言わざるを得ませんし、部下は失敗を恐れてのびのびと働くことができなくなるでしょう。

こうしたタイプの上司は、部下が仕事で成功したり評価された際にはその功績を自分の手柄にしようとする狡猾さも持ち合わせているため、部下の仕事へのやる気を削ぎます。信頼関係の構築もできなくなるため、部署としてのチームワークにも支障が出るでしょう。

4.そもそも仕事ができない

上司だからといって、その人が自分よりも仕事ができるとは限りません。日本では年功序列の考え方が根強いため、実力ではなく勤続年数の長さだけで出世する人がまだまだいます。ろくに仕事ができないのにも関わらず肩書きだけ立派な人は、残念ながら嫌われやすいでしょう。

嫌いな上司への上手い対応方法について

嫌な上司2

上司が嫌いだからといって、それだけですぐに仕事を辞めるわけには行かないのが現実でしょう。とはいえ、このまま何の対策もせずに嫌いな上司と仕事をし続けていてはストレスが溜まる一方です。

ここでは嫌いな上司との関係性を改善できるかもしれない3つの方法をご紹介します。

1.名前を呼んで挨拶する

人間関係を良くするためにはコミュニケーションのとり方を工夫することが重要です。

たとえば挨拶する際に「◯◯さんおはようございます」と名前を呼んでみることをおすすめします。人は自分の名前を呼ばれると、呼んでくれた人に好感を持ちやすく、心を開くようになると言われているからです。

普段、当たりがきつかったり言動が冷たかったりする上司でも、心を開いてくれさえすれば態度に変化が現れるかもしれません。毎日の挨拶でさり気なく名前を呼んで、心理的な距離を縮めましょう。

2.傾聴する

上司の話はただ聞くのではなく、傾聴することをおすすめします。傾聴とはもともとカウンセリング用語のひとつ。傾聴では単に相手が話す内容だけでなく、話している際の表情や仕草、声のトーンや言葉に隠された感情、背景に意識を向けます。

傾聴では、相手の話を途中で遮らずに最後まで聞くことや否定をせずに相手の考えを受け入れること、うなづいたり相槌を打ったりして「あなたの話をしっかり聞いています」と態度で示すことが重要です。

上司に傾聴を行えば、上司は部下から自分の話すことや自分自身がリスペクトされていると感じるため、指示出しが正確になったり粗雑な物言いを改善したりする可能性があります。

3.報連相を徹底する

ビジネスの基本と言われる報連相とは、報告・連絡・相談の略称のこと。仕事の進捗を逐一報告し問題があればすぐに相談するなど、上司との連携を常に図ることで、責任逃れをする上司に対して「私は聞いていなかった」などと言わせなくする効果があります。

また報連相を徹底すれば、仕事に対しての熱意を直に伝えることが出来るため、やるきがない上司の仕事に対する姿勢も変えられるかもしれません。

我慢の限界ならどうすべき?

我慢できない

理不尽な振る舞いを繰り返す上司に対して、何の落ち度もない部下ばかりが頑張るのもおかしな話です。上司が嫌いすぎるあまり我慢の限界が来ていると感じている場合、そもそも上記のような対策方法を試そうという気持ちにもならないでしょう。

ここでは上司に悩んでいる部下自身が楽になるための方法を3つご紹介します。

関わりを持たないようにする

嫌いな上司とはまず距離を置くことが重要です。基本的な挨拶や業務業の報連相だけはしっかりこなし、その他での関わりを避ければ上司とのコミュニケーションで生じるストレスを軽減することができます。

上司がデスクでランチをとっていたら自分は外出先で食事をしたり、極力飲み会を断るようにしたりと方法は様々です。なるべく顔を突き合わせないようにすれば、下手に絡まれて嫌な思いをしなくて済みます。

しかし、避け方があからさまだったり嫌悪感を出しすぎたりすれば上司や周囲が察してしまい、余計なトラブルに繋がる恐れがあるので注意が必要です。

誰かに相談する

上司を嫌う気持ちをひとりでもんもんと抱えていると心に負担がかかります。そのため、上司に対するモヤモヤやイライラは親しい同僚や友人に打ち明けましょう。負の感情のガス抜きができれば、上司に対して必要以上に目くじらを立てにくくなります。

また、嫌われる上司は他にも敵を作っているはずです。同じ悩みを共有できる人が社内にいれば協力し合いましょう。一緒になってより立場が上の人や窓口に相談すれば、問題解決に繋がる可能性が高まります。

変わらないなら異動や転職を検討しよう

どんなに手を打っても上司の態度が変わらない、もうこの人の下では働けないと感じる場合は、異動を申し出たり転職を検討するのもひとつの手です。

異動や転職の際には必ず理由を聞かれますが、このとき正直に「上司が嫌いだから」と言ってはいけません。なぜなら異動先や転職先に何らかの繋がりがあった場合、転職理由が伝わってしまう可能性があるからです。また、実際にその職場を離れるまでの間に上司との関係性がより悪化することも考えられます。仲がギクシャクしてしまえば仕事の引き継ぎなどに支障が出るため、無駄なストレスやイライラに見舞われる恐れがあるのです。

異動や転職についての理由を尋ねられた際は「他にやりたいことが見つかった」「家庭の事情で」などと別の内容を伝え、円満退社を目指しましょう。

まとめ

パワハラ

今回は上司が嫌いという悩みを抱える人に向け、その対処法をご紹介しました。何を試しても上司の態度に良い変化が見られなかったり、そもそも何か策を講じること自体が億劫だったりすれば、異動や転職を考えて良いでしょう。しかし、上司は自ら選ぶことができませんので、職場を変えても同じような問題に突き当たる可能性もあります。嫌な上司に当たってしまった場合は周囲に相談できる人を見つけ、上手くストレスと付き合うことが大切です。